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ダイヤモンドの品質

よく、ダイヤモンドの重さをカラットと表示しますね。大きさのことと思っている人も多いのでは無いでしょうか。さて、ダイヤモンドが宝石として認められるのには、このカラットを含めて、一定以上の品質をクリアしていなければならないのです。鑑定書にはその評価として、4Cと呼ばれる評価が載っています。逆に言えば、この4Cというものを理解していなければ品質も理解できないはずです。ここでは、ダイヤモンドの品質、つまり4Cというものを説明しようと思います。

4Cとは

ダイヤモンドの品質を紹介するには、まずこの4Cという言葉を紹介しなくてはなりません。4Cとは、重さ(大きさ)を表すカラット、透明度を示すクラリティ、色味をあらわすカラー、そして仕上げの評価であるカットの4つです。

全て英名でCが始めにつくので、まとめて4Cと呼ばれるようになったのですね。それでは、以降にこの4つを紹介してみましょう。

カラット(Carat)

ダイヤモンド特に日本人に多いとされるのがカラットにのみこだわる「カラット病」というもの。しかし、単純な重さ(大きさ)の希少性となると、よほどの重さにならなければ、珍しくて価値があるとはみなされません。本来であれば4Cの中でも優先順位の低いものです。

さて、現在のカラットは1カラット=0.2グラムとされています。カラットの語源であるイナゴ豆の重さがほぼ0.2グラムだったところから決められました。ただ、宝石としては重さも重要なポイントになるので、通常は1.25ct(ctはカラット)といった風に、さらに細かく、小数点まで表記するのが普通です。

なお、ダイヤモンドは基本的に同じ組成ですから(内包物などにより多少の誤差は生じますが)基本的にはカラットが重い=大きいといった図式になります。しかし正式にはカラットというのは重さの単位なので「このダイヤ大きいでしょう? ○○カラットもあるの」とかいう自慢は的外れといえます。

ポイントについて

カラットの補助単位としてポイントがあります。前述の1.25ctの場合「1カラットと25ポイント」というように言い表すのです。もしくは125ポイントでもいいのですが、重さ=カラットという図式が浸透しているので、わざわざ面倒な呼び方をしているのです。

ダイヤモンドのカラットによる価値

ダイヤモンドのカラットによる段階は大雑把に0.25カラットを境に、それ以上のものをメレンジ、それ以下のものをメレーとよんで区分けします。また、たまに聞くことがあるテン・バー・ダイヤモンドは10個で1ctのことを言い、10個石とも呼ばれます。

同様に50個で1ctのものを50個石と呼びます。メレー以下の石でも質の良いものはメインのダイヤの引き立て役として脇に飾られたり、装飾品のワンポイントに供されます。

クラリティ(Clarity)

ダイヤモンドダイヤモンドの透明度を示すのがクラリティ。実際は透明度というよりも、中に内包物が無いか、あるならどの程度目立つか、外観に傷はないかといったところを重視します。単純に重さを計るだけのカラットとは違い、かなり精査な鑑定が加えられます。

鑑定書にはそれぞれ内包物など内部の特徴には赤、外観のキズなど外観上のものについては緑の文字で評価が書き込まれます。

クラリティ・グレード

クラリティ・グレードとは、要するに透明度の全体的な評価です。その他の特徴については色分けされた文字で評価が追加されるのは前述の通りです。また、鑑定書にはそのキズなどの位置も同様の色分けで書き込まれます。

さて、クラリティ・グレードは最上級のLope Clean(10倍のルーペで見ても、内包物が見当たらない)から、vvs(とてもとても小さな内包物)、vs(とても小さな内包物)si(小さな内包物)p(普通に見ただけでも内包物が見える)の5つのグレードがあります。

このうちvvs、vs、siの3つはさらに2段階、pは3段階に分けられるので合計10段階のランクがあるということになります。

ダイヤモンドのクラリティによる価値

先ほどの10段階を順に並べてみると、Lope clean、vvs1、vvs2、vs1、vs2、si1、si2、p1,p2、p3となります。このうち一応宝石とされるのはvs以上、vvs以上は数が少なく、かなりの価格で取引されるでしょう。

pについては語源がピケ(傷物、傷ついたもの)であることからわかるように、宝石としての価値はまずありません。

カラー(color)

ダイヤモンドダイヤモンドは通常、透明であるように思われていますが、実際は内包された不純物により何らかの色味がついているものです。そのうち大抵は黄色になり、希少価値が下がります。

色味であるカラーの等級には、Dから始まってZまでがあり、Dはほぼ白色であり、等級が下がるにしたがって黄色味を増して行きます。また、ダイヤモンドの色鑑定は昼間の明かりの元で行われますが、蛍光性が強いものも評価が下がります。(夜に黄色っぽく見えるため)

カラーダイヤモンドとは

さて、より白色に近く、不純物が少ないものを珍重するわけですが、実はダイヤモンドには黄色以外にもさまざまなカラーのダイヤモンドがあります。大概は色がついていると評価が下がるのですが、ピンク、ブルー、グリーンなどはかなり珍しく、評価が高まることが多いようです。

その他の変色(大抵は黒〜褐色系)のものは黄色同様、価値が下がります。もっとも、こういったカラーダイヤモンドは別名をファンシーダイヤモンドとも言い、こうしたコレクターもいますから、その他の品質や色味いかんによっては価値が出るものもあります。なお、色の濃さによって数段階の評価が表記される場合があります。

ダイヤモンドのカラーによる価値

カラーダイヤモンドにはランク付けがあいまいで、色味表を見ながら何色ダイヤモンドという表記に変わります。その価値は色合い次第なので、高いものから低いものまでさまざまです。

白色ダイヤモンドの場合、D〜Fはかなりの価値、Gではぐっと価値が下がります。これは、FとGでは肉眼ではっきり差がわかるという、まさに境目だからです。G以降でも宝石として扱われますが、資産価値があるダイヤモンドはFから上というのが基本です。

カット(cut)

ダイヤモンドカットとは、ダイヤの原石から宝石へ変化させる工程から仕上げまでを評価したものです。ある意味、職人の腕の評価ともいえますね。他が基本的に天然のものであるのに対して、カットは人間が関わる部分で、どれほどいい原石を手に入れても、カット次第によってその価値は激減します。

鑑定書にはカットの項目にフィニッシュの文字が並びますが、まさに原石から宝石に生まれ変わるための仕上げこそがカットなのです。それだけに、カットの評価項目は多岐にわたります。普通の人が鑑定書を見てもさっぱりということになるでしょう。

しかし、婚約指輪を購入する程度であれば、それらをまとめた最終的なカットの評価を確認すればいいでしょう。総合評価にはVery Good、Good、Medium、poorの4段階があります。

ダイヤモンドの品質について

ダイヤモンド以上の4Cを全て高い基準で満たすダイヤモンドが価値がある宝石として認められるのです。どれか一つだけが良いから、価値があるとはならないのが普通です。もっとも、その一つが飛びぬけて高い場合、例えば信じられないほど大きいとか、抜群の透明度を有するなどであれば、希少価値を認められる場合もあります。

繰り返しますが、ダイヤモンドの産出量は意外と多いのです。その中から、めったにでない良いものだけが宝石として流通するのです。ところで、今まで紹介した4Cの基準は国際基準です。鑑定書の項目で紹介しますが、鑑定書を発行する団体・機関はたくさんあります。

それぞれにおいて意思の統一がなされていないので、これ以外の表記・判断基準がなされる場合もあります。一応、上に上げたのが国際基準とされていますが、日本はもう一つのGIA基準を使用することが多いようです。

補足・GIA基準について

日本の場合、米国宝石学会(GIA)の鑑定表記を採用していることが多く、よく使われています。以下にその基準を表記しましょう。

カラット
カラットは現在メートルカラットと呼ばれる国際的に統一された規格なので、1ct=0.2グラムというのはどこも変わりません。

クラリティ
内包物が少ない順に、FL・FI・VVS・VS・SI・Iがあり、VVS以下はVVS1、VVS2というように2段階に分かれます。IについてはI3までの3段階に表記することもあります。

カラー
DからZまで、と国際基準と変わりません。

カット
Excelent、VeryGood、Good、Fair、poorの5段階が普通です。

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